カテゴリー: レイとの日々

  • レイの散歩デビュー。まさかの、一歩も歩かない。

    レイの散歩デビュー。まさかの、一歩も歩かない。

    3回目のワクチンが終わって、やっとレイと散歩に行けるようになった頃の話。

    楽しみにしていたのは完全にわたしのほうで、レイ本人はというと……という一日だった。

    まずは家の中でリードの練習

    いきなり外はハードルが高そうだったので、まずは家の中で首輪とリードに慣れる練習から始めた。

    首輪をつけて、リードを持つ。それだけで、レイは固まってしまった。

    一歩も歩かない。ぺたんと座り込んで、じっとこっちを見てくる。リードの感触が気になって仕方なかったんだと思う。

    赤い首輪とリードをつけ、横を向いて座る子犬のレイ
    「これ、外していいですか?」とでも言いたげな顔。

    おやつで釣ってみても、数歩進んではまた止まる、の繰り返し。結局その日は、練習だけで終わってしまった。

    いざ外へ。行き先は近所のスーパー

    何日か練習して少し慣れてきたので、いよいよ外に出てみることにした。とりあえず近所のスーパーまで、短い距離を歩いてみた。

    外に出たレイは、はしゃぐわけでもなく、ただ戸惑っている様子だった。散歩の楽しみ方がわからなかったのか、きょろきょろするばかりで、わたしの足元からなかなか離れない。歩幅も小さかった。

    散歩中、縁石のにおいを嗅ぐ子犬のレイ
    ときどき立ち止まっては、地面のにおいをじっくり確認。

    まあ、初めてだったんだから、無理もない。

    車の音は平気、でもトイレはできず

    意外だったのは、車の音を全然怖がらなかったこと。すぐ横を車が通っても、びくともしなかった。音には強いタイプだったのかもしれない。

    その一方で、トイレは一回もしなかった。家ではちゃんとできるのに、外だと緊張したみたいで、ずっとそわそわしていた。

    次はどうかな、と思っていた

    歩かない、楽しめない、トイレもしない。デビュー戦としては、正直ぜんぜんうまくいかなかった。

    でも、初日なんてこんなものだったのかもしれない。次の散歩で少しでも楽しいと思ってくれたらいいな。そう思いながら、その日は家に帰った。

    赤いリードをつけて座り、こちらを見て笑うゴールデンレトリバーの子犬レイ
    帰り道、やっと少しだけ笑ってくれた気がした。
  • レイの病院デビュー。注射なんてへっちゃら、だった話。

    レイの病院デビュー。注射なんてへっちゃら、だった話。

    6月10日、レイにとって初めての動物病院へ行く日がやってきた。
    2回目の混合ワクチンを打ちに行くためだ。

    迎え入れてからずっと、この日のことが少し頭にあった。
    病院という場所が怖くないか、クレートの中でパニックにならないか、注射を怖がって暴れたりしないか。
    初めてのことだらけで、心配していたのはむしろわたしのほうだったかもしれない。

    クレートに入れて、車で移動した。
    クレートも、車に乗るのも、レイにとって今日が初めてだ。
    どんな反応をするかな、と少しドキドキしながら出発した。

    でも、病院の駐車場に着いた瞬間、レイの様子がガラッと変わった。

    しっぽをぶんぶん振りながら、外の空気を思いっきり吸い込んで、早く行こうとでも言いたげにぐいぐい引っ張る。
    さっきまでの緊張は、いったいどこへ消えたんだろう。
    「あれ、怖がってたのわたしだけ?」と、思わず笑ってしまった。

    受付を済ませ、待合室でしばらく待つことになった。
    レイは膝の上にちょこんと乗り、そのままじっとおとなしくしていてくれた。
    人見知りもなく、キョロキョロと周りを観察しながらも、落ち着いている。
    待ち時間のはずなのに、全然苦にならなかった。むしろ幸せな時間だった。

    診察室に入る前から、スタッフさんたちの黄色い声が聞こえてきた。
    「かわいい〜!」「ゴールデンだ!」
    レイは嬉しそうにしっぽを振りながら、ひとりひとりに愛想を振りまいている。
    飼い主として、密かに誇らしかった。

    肝心のワクチン接種は、あっという間に終わった。
    注射針が刺さった瞬間も、レイはぴくりともしなかった。
    「痛くないの?怖くないの?」
    ケロッとした顔でこっちを見ているレイに、拍子抜けしてしまった。

    帰り際、レイの足取りが重かった。
    名残惜しそうに、何度もくるりと振り返る。
    「もしかして、ここ気に入ったの?」
    病院が好きな犬って、珍しいんじゃないかと思いながら、ふふっと笑った。

    次の3回目のワクチンも、たぶんレイは平気だろう。
    むしろ楽しみにしているのかもしれない。

  • 1ヶ月が経ちました。レイとの日々、振り返り日記。

    1ヶ月が経ちました。レイとの日々、振り返り日記。

    ※この記事は、レイが我が家にやってきてから約1ヶ月後に書いたものです。当時の気持ちをそのまま残しておきたくて、日記のような形でまとめました。


    気づいたら、1ヶ月が経っていました。

    レイが来た最初の週は、毎日があっという間で、何かにずっと追われているような感覚でした。寝る時間も、ごはんを落ち着いて食べる時間も、どこか削られているような。それでも不思議なもので、「疲れた」よりも先に「かわいい」が来るんです。

    1ヶ月経った今、少し余裕が出てきました。レイとの生活が、「特別なこと」から「日常」に変わってきた気がします。せっかくなので、この1ヶ月を振り返ってみようと思います。


    お座り・お手・おかわり、あっという間だった

    しつけについては、最初にどこまでできるかなと少し不安もありました。でも、レイは本当に覚えが早かったです。

    「おすわり」はほぼ2〜3日で形になりました。おやつを鼻先に持っていきながら少しずつ後ろに引くと、自然にお尻が落ちる。その瞬間に「おすわり!」と声をかけて、おやつを渡す。この繰り返しだけで、あっという間にコマンドに反応してくれるようになりました。

    「お手」と「おかわり」は、「おすわり」ができてからさらに数日。前足を持ってあげながら「お手!」と教えていたら、ある日自分からぽんと前足を差し出してきた瞬間があって。思わず声に出して笑ってしまいました。こういう「できた!」の瞬間がたまらなくて、しつけの時間が楽しくて仕方なかったです。

    ゴールデンレトリバーって、本当に頭がいいんだなと改めて思いました。


    ハウスは少し手こずりました

    一方で、ちょっと苦戦したのが「ハウス」です。

    ケージに入ることを嫌がるというか、最初は入口の前で固まってしまって。「入りたくない」というより「怖い」という感じでした。無理に押し込むのは違うと思っていたので、最初は自分から入ってくれるのをひたすら待つ作戦を取りました。

    変わったのは、おやつをケージの中に置くようにしてからです。はじめは入口付近に置いて、少しずつ奥の方に置く場所を移していく。最終的にはケージの奥においたおやつを自分で取りに行けるようになって、そこから「ハウス!」というコマンドを重ねていきました。

    今では、「ハウス!」と声をかけるだけで、おやつなしでも自分からすたすたと入ってくれます。最初の苦労が嘘みたいです。ケージが「安心できる場所」になってくれたのかな、と思うと、なんだかほっとします。


    散歩できない日々のこと

    混合ワクチンの接種がすべて終わるまで、外に散歩に連れていくことができません。これは子犬を迎える前からわかっていたことでしたが、実際に生活してみると、思った以上にじれったいものですね。

    レイはもうすっかり元気いっぱいで、外の世界への好奇心をひしひしと感じます。窓から外を眺めていたり、玄関の音に反応してしっぽをブンブン振ったり。「早く連れていってあげたい」という気持ちと、「まだもう少し待って」という気持ちが毎日ぐるぐるしています。

    でも最近は、散歩ができない今の時間を、ちゃんと楽しもうと思うようになってきました。家の中でできることを一緒にやって、関係を作っていく時間。あとで「あの頃はこんな感じだったね」と振り返れる記憶を、今ここで積み重ねているんだと思うようにしています。

    散歩解禁のその日が、今から楽しみで仕方ありません。レイはどんな顔をするのかな。きっと驚いて、匂いをかいで、それで全力で走り出すんだろうな。その日のことを想像するだけで、もう少し待てる気がします。


    1ヶ月経って、思うこと

    正直なところ、子犬を迎えることをなめていた部分があったかもしれません。「かわいいだろうな」という気持ちはあったけど、「大変だろうな」という想像が少し甘かった。

    でも、この1ヶ月で感じたことがあります。大変さと愛しさは、別々にやってこないんです。同じタイミングで、セットで来る。噛まれながらも笑えるし、眠れない夜も「でもかわいいな」って思えてしまう。そういうものだったんだな、と。

    レイは今、こちらの顔を見て尻尾を振ってくれます。名前を呼ぶとこっちを向いてくれます。それだけのことなのに、毎回ちゃんと嬉しいんです。1ヶ月前には名前も呼べていなかったのに、今はもうちゃんと「レイ」として、ここにいる。

    まだまだ始まったばかりですが、これからも一緒に過ごす時間を大切にしていきたいと思います。

    次の楽しみは、散歩デビューです。その日が来たら、また報告しますね。

  • 初めてのおうち、ちょっとドキドキした話

    初めてのおうち、ちょっとドキドキした話

    帰りの車、レイはわたしの膝の上で、心なしかなんか楽しそうにしてた。

    いや、さっきまで緊張してたよね?!ってツッコみたくなったけど、あったかくてかわいくて、ずっとこのままでいいってなってた(笑)。

    帰りの車内でうとうとするレイ

    で、ついに初めてのおうちへ!

    そうそう、名前もこの日に決めた。お父さんの名前をいただいて、レイと名付けました。ちゃんと覚えてくれるかな〜。

    ケージも寝床もごはんも、バッチリ準備してたんだけど……レイ、全部スルー。

    とにかくあちこち嗅ぎ回る嗅ぎ回る。ケージなんて見向きもせず、部屋の中をひたすらウロウロ。「ここどこ?」状態がけっこう続いて、こっちがドキドキしてた(笑)。

    ケージの中でおもちゃと一緒のレイ

    準備したベッド、初日は完全に無視されました。

    でも夜になったら落ち着いてきて、なんとかひと安心。

    疲れてぐっすり眠るレイ

    バタバタしたけど、来てくれてほんとよかったな〜って思った一日でした!

  • ゴールデンレトリバーを初めて迎えた日のこと ── ワクチン前の1ヶ月、喜びと大変さのリアル

    ゴールデンレトリバーを初めて迎えた日のこと ── ワクチン前の1ヶ月、喜びと大変さのリアル

    ゴールデンレトリバーを家に迎えることを決めたとき、正直なところ「かわいい」という気持ちだけで飛び込んでしまっていました。今から6年前の5月のこと。あの頃のことを振り返ると、大変だったことも含めて、どれも大切な記憶になっています。

    これからゴールデンレトリバーを迎えようとしている方や、まだ慣れない毎日を送っている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

    お迎えの日、車の中で
    お迎えの日。帰りの車の中で。

    最初の難関:トイレトレーニング

    子犬を迎えてまず直面したのが、トイレのしつけです。

    ゴールデンレトリバーは体が大きいだけあって、粗相のスケールもなかなかのもの。「また失敗した……」と何度ため息をついたかわかりません。ペットシーツをあちこちに広げて、トイレの場所を覚えてもらおうとするのですが、最初のうちはまったく見当違いの場所でしてしまうことの繰り返しでした。

    初日のケージの中で
    おうちに来た初日。ケージの中でこちらを見ていた。

    大切なのは、失敗しても叱らないこと。叱ってしまうと「トイレ=怒られる」と覚えてしまい、かえって見えないところでするようになってしまうそうです。

    ひたすら成功したタイミングを見逃さず、たくさん褒める。シンプルですが、これを根気よく続けることが何より大切だと、身をもって学びました。


    噛み癖と、破壊の日々

    子犬のころのゴールデンレトリバーは、とにかく何でも口に入れます。

    靴、クッション、リモコン、ティッシュ……気づいたら家中のものが噛み跡だらけになっていました。「これは想定外だった」と一番感じたのがこの時期です。特に困ったのは、大切にしていたものをやられてしまったとき。被害を最小限にするためにケージの中で管理する時間を増やし、かじっても安全なおもちゃをたくさん用意しました。

    噛み癖は「子犬の自然な行動」だとわかっていても、やっぱり大変なものは大変です。でも今となっては、そんな破壊的だった子が落ち着いた成犬になってくれたことが、感慨深いくらいです。

    ちなみにゴールデンレトリバーは歯が生え替わる生後4〜6ヶ月ごろに特に噛みたがる時期があります。そこを乗り越えると、ぐっと落ち着いてくるので、あともう少し、と思って過ごしてみてください。


    驚いたこと:覚えの早さ

    大変なことばかり書きましたが、ゴールデンレトリバーの魅力はその賢さにあります。

    「おすわり」「まて」「ふせ」といった基本的なコマンドを教えてみると、驚くほど早く覚えてくれました。ご褒美のおやつを見せながら、毎日少しずつ繰り返す。そうしていくうちに、ある日急に「できた!」という瞬間が来るんです。

    その瞬間の嬉しさは、今でも忘れられません。「ちゃんと通じてる」という感覚が、犬との信頼関係の第一歩なんだと思います。

    しつけの時間は、私にとって「大変な作業」というより、一緒に何かを作り上げていく楽しい時間になっていきました。


    ワクチン前の楽しみといえば、家での遊び

    ワクチンが終わるまでの間、外には出られません。でも、家の中でも十分に遊べます。

    引っ張りっこのおもちゃ、ボールを転がして追いかけさせる遊び、隠したおやつを探させるゲーム。ゴールデンレトリバーは本当に遊ぶことが大好きで、全力でじゃれてくる姿がとにかくかわいかったです。

    疲れ知らずで遊んでくるので、こちらが先にへばるほどでしたが(笑)、それが毎日の楽しみでもありました。その全力さが、ゴールデンレトリバーという犬種の魅力のひとつだと思っています。


    これからゴールデンレトリバーを迎える方へ

    ワクチン前のこの時期は、正直言ってしんどいこともたくさんあります。トイレを失敗するたびに掃除して、噛まれたものを片付けて、眠れない夜もある。

    でも同時に、こんなに愛おしい時間はほかにありません。

    大変さと楽しさが、ほとんど同時にやってくる。それがゴールデンレトリバーとの最初の1ヶ月だと思います。大変なことが続いているとしたら、それはちゃんと向き合えている証拠。焦らず、一緒に過ごす時間を積み重ねていってください。

    6年経った今、あの頃の大変だった日々が、一番愛しい記憶になっています。