レイの散歩デビュー。まさかの、一歩も歩かない。

赤いリードをつけて座り、こちらを見て笑うゴールデンレトリバーの子犬レイ

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3回目のワクチンが終わって、やっとレイと散歩に行けるようになった頃の話。

楽しみにしていたのは完全にわたしのほうで、レイ本人はというと……という一日だった。

まずは家の中でリードの練習

いきなり外はハードルが高そうだったので、まずは家の中で首輪とリードに慣れる練習から始めた。

首輪をつけて、リードを持つ。それだけで、レイは固まってしまった。

一歩も歩かない。ぺたんと座り込んで、じっとこっちを見てくる。リードの感触が気になって仕方なかったんだと思う。

赤い首輪とリードをつけ、横を向いて座る子犬のレイ
「これ、外していいですか?」とでも言いたげな顔。

おやつで釣ってみても、数歩進んではまた止まる、の繰り返し。結局その日は、練習だけで終わってしまった。

いざ外へ。行き先は近所のスーパー

何日か練習して少し慣れてきたので、いよいよ外に出てみることにした。とりあえず近所のスーパーまで、短い距離を歩いてみた。

外に出たレイは、はしゃぐわけでもなく、ただ戸惑っている様子だった。散歩の楽しみ方がわからなかったのか、きょろきょろするばかりで、わたしの足元からなかなか離れない。歩幅も小さかった。

散歩中、縁石のにおいを嗅ぐ子犬のレイ
ときどき立ち止まっては、地面のにおいをじっくり確認。

まあ、初めてだったんだから、無理もない。

車の音は平気、でもトイレはできず

意外だったのは、車の音を全然怖がらなかったこと。すぐ横を車が通っても、びくともしなかった。音には強いタイプだったのかもしれない。

その一方で、トイレは一回もしなかった。家ではちゃんとできるのに、外だと緊張したみたいで、ずっとそわそわしていた。

次はどうかな、と思っていた

歩かない、楽しめない、トイレもしない。デビュー戦としては、正直ぜんぜんうまくいかなかった。

でも、初日なんてこんなものだったのかもしれない。次の散歩で少しでも楽しいと思ってくれたらいいな。そう思いながら、その日は家に帰った。

赤いリードをつけて座り、こちらを見て笑うゴールデンレトリバーの子犬レイ
帰り道、やっと少しだけ笑ってくれた気がした。

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